No Such Blog or Diary
グリチャレ
- 2005-02-24 (Thu)
- アカデミック?
今日は昨日からぶっ続けでグリチャレのプログラムを書いていた.といってもまだローカルで計算する部分のみだけど.
昨日の晩から比べると約十倍位のスピードアップを達成できたのだが,これは元のプログラムが馬鹿だったのか新しいのがいいプログラムなのだかよくわからない... でもまあ,直交座標系でのインクリメントを Morton Order に変換して実行している部分をビット操作のみにしたり,ビットフィールドをバイト単位で操作するようにテーブルを作りまくって操作したりしているので,現状のアルゴリズムではこれ以上のスピードアップは難しそうではある.ということで,現状に適当に満足しつつ次はネットワークでのやり取り部分を考えねば... 明日中に予選問題の回答が出せるといいなぁ...
ちなみにグリチャレとは,1000CPUのグリッド上でみんなで大規模計算をする問題を解いて,その解答プログラフの速さを競うものであり,どうやら30チーム程度が参加している模様.解くべき問題は巨大な白黒画像中の黒い物体の数を数え上げるというもので,その入力画像自体は複数に分割されてグリッド上に分散されている.そして,分割されたファイルにまたがる物体の存在しない初級と,またがる物体のある上級の課題があるみたい.初級はローカル計算で数えた物体の数を足し合わせるだけで簡単だが,上級はエッジの情報を伝える必要があるため通信をうまくやれるかが勝負の分かれ目になりそう.
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問題
- 2005-02-23 (Wed)
- 一般
「数字 2, 2, 3 と,加減乗除 +, -, *, /, 単項マイナス -, 論理演算 &, |, ^, ~ [and, or, xor, not], シフト <<, >> を用いて 0 ~ 10 の数を作れ.」などという問題を夕飯の調達中に考えていた.
とにかく ALU で実行できる演算と3つの即値で目的の数字を作るという単純明快な目的である.しかしながら,これは結構難しい問題であり,計算機にやらせようとしても計算時間がかかりすぎるので実際に解かせるのは難しい.(簡単なやり方はスタックマシンをシミュレートすることだろうけど...)とはいうものの,夕飯を食べ終わるまで考え続けた結果としてなかなか面白い答えを導くことに成功した.その結果を用いると,たとえば 1,1,1 と上の演算子で任意の数字を作れることになる.
原理の肝は,NOT が1の補数であり,単項マイナスが2の補数であることによる.すなわち, -n = ~n+1 という関係式が成り立つため,+1はいつでも作れる. これにさえ気づけば任意の数字を巣くることが可能であることもすぐに想像がつく.つまり, -~x = x + 1, ~-x = x - 1 を繰り返せばよいのである.
ちなみにこの事実は「ハッカーのたのしみ」の最初のほうに書かれていたりもし,知っている人は知っていることのようである.
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頭が痛い...
- 2005-02-22 (Tue)
- 一般
今日は某大学でミーティングがあったのだが,ミーティング終了後大人5人がひとつの車にすし詰めになって帰るという状況が生じた.使われた車は天井が低く5ナンバーであるからして,後ろの3人は非常に窮屈である.そして自分はその後ろ3人の一人だったため今でも体というか頭が痛い状態....車の持ち主はこの3月に新しい車を買うそうで,是非とも大きな車にしてほしい.
ちなみに,前回のミーティングの際にも行きに同じメンバーですし詰めとなったのだが,このときには渋滞ありの検問に引っかかるというおまけもついて,ある意味完璧だった.
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C#のお勉強をかねた「最萌カウンタ」
C#を勉強するために何かアプリケーションを作ろうと思い第2回東方最萌トーナメント の集計ソフトの GUI 版を作成してたんだけど,ようやく納得の行く動作のものが出来上がった.
もう,リストアイテムのソートがアルファベット順しかできないだの,アイテムが選択されているのに選択されていないだの,エラーをはいて止まるところをエラーを吐かずに止まったり,コントロールの扱い方がちぐはぐだったりとむちゃくちゃ作成に時間がかかった.最大の原因は MSDN のドキュメントが読みにくいことだろうけど... さらには簡単に使える汎用のレイアウトマネージャがないし... まあ,GUIは GUIのデザイナで作るものなのだろうけど.
そんなこんなで結構な時間が過ぎてしまったのだけど(先週のゆゆ様の試合に間に合わなかった...).デリゲートを使ったイベント処理やら各種プロパティの扱い方など,C#でのプログラミングというものを少しは理解できた.でもまあ,なんとなく Java ほどの完成度ではないなぁというのが素直な感想だろうか?もう少しコントロールを共通に扱えるようにしてほしいなぁ,とか.
とりあえず,ここに出来上がったものをおいとこう.いつの間にやら 3500 行とか行ってるし... saimoe-csharp.zip
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うどんげは強かった
- 2005-02-20 (Sun)
- 遊び
昨日の第2回東方最萌トーナメントの対戦は初めから終わりまで約2倍の票をキープし続けてうどんげが圧勝してしまった.いや,なんとなくえーりんが勝つのかなぁとも思っていたのでダブルスコアは意外.
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Ghostscript と Prosper のインストール
ノートPCの再インストールの一過程を記録.
ちょっとバージョンは古いが,日本語をうまく扱う GNU Ghostscript 7.07 Windows 版をインストールする.
とりあえず以下のファイルをダウンロードする.
- GNU Ghostscript 7.07 Windows 版本体(パッチ適用済み) ftp://ftp.t.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/gs/gs707w32full.zip
- CMap ファイル(gs-cjk project より) ftp://ftp.gyve.org/pub/gs-cjk/acro5-cmaps-2001.zip ftp://ftp.gyve.org/pub/gs-cjk/adobe-cmaps-200204.zip または ftp://ftp.t.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/gs/acro5-cmaps-2001.zip ftp://ftp.t.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/gs/adobe-cmaps-200204.zip
そしたらまず,gs707w32full.zip を適当なところに解凍して,展開された setupgs.exe を実行してインストールを行う.もしインストールディレクトリが C:\gs でないときは, gs_res.ps を編集する必要がある.例えばインストール先が c:\ptex\gs ならば,C:\ptex\gs\gs7.07\lib\gs_res.ps の 252行目あたりで
/FontResourceDir (c:/ptex/gs/gs7.07/Resource/Font/) readonly .forcedef % pssys /GenericResourceDir (c:/ptex/gs/gs7.07/Resource/) readonly .forcedef % pssys'p
と変更する.そして,c:\ptex\gs\gs7.07\lib;c:\ptex\gs\gs7.07\bin; を path に追加しておく.
次に,フォント回りの設定をするため,以下のディレクトリを作成する.
c:\ptex\gs\gs7.07\Resource\ c:\ptex\gs\gs7.07\Resource\Font c:\ptex\gs\gs7.07\Resource\CMap c:\ptex\gs\gs7.07\Resource\CIDFont
そして,適当なディレクトリでダウンロードした acro5-cmaps-2001.zip と adobe-cmaps-200204.zip を解凍し, それぞれの CMap というディレクトリを c:\ptex\gs\gs7.07\Resource\ に順にコピーする.最終的に CMap ディレクトリに 217個のファイルが入っていればよい.ここまででとりあえずの設定は終了で,c:\ptex\gs\gs7.07\examples\cjk に移って,
gswin32c gscjk_aj.ps
と実行して正しく日本語が表示されていればよい.
さらに, PDF 作成時にフォントを埋め込まないようにするために,c:\ptex\gs\gs7.07\lib\ps2pdfxx.bat の26行目あたりを
echo -c .setpdfwrite -f %1 >>_.at2
から
echo -c .setpdfwrite ^<^</NeverEmbed [/Courier /Courier-Bold /Courier-Oblique /Courier-BoldOblique /Helvetica /Helvetica-Bold /Helvetica-Oblique /Helvetica-BoldOblique /Times-Roman /Times-Bold /Times-Italic /Times-BoldItalic /Symbol /ZapfDingbats /Ryumin-Light /GothicBBB-Medium]^>^> setdistillerparams -f %1 >>_.at2
に変変更する.(長いけど一行で).確認として c:\ptex\gs\gs7.07\examples\cjk に移って,
ps2pdf14 gscjk_aj.ps gscjk_aj.pdf
でうまく PDF が作成されれば良い.
以上で Ghostscript のインストールは終了したので,次に Prosper のインストールをする.とりあえず http://prosper.sourceforge.net/ から, prosper-1.00.4.tar.gz をダウンロードする.そして,latex のスタイルファイルの置いてあるディレクトリ,例えば C:\usr\local\share\texmf\tex\latex\misc に prosper-1.00.4.tar.gz を展開する.追加のテーマを使うならば,contrib-prosper-1.0.0.tar.gz もダウンロードして prosper/contrib ディレクトリに展開する.
これで Prosper を使うことができるのだが,dvi -> ps -> pdf という変換の際に用紙サイズの指定をきちんとやらないと端が切れることがある.また,しおりが文字化けする可能性もある.そのため,変換は以下のようなコマンドで行う必要がある.
dvipsk -t a4 -Ppdf -z -f test.dvi | bkmk2uni > test.ps ps2pdf test.ps test.pdf
(ひょっとしたら ps2pdf でもサイズ指定がいるのかも...)
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