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KSR のメカニカルシールを交換する

  • 2015-05-02 (Sat) 19:15
  • 一般

停めといた KSR の下の地面になんかクーラントが数滴落ちたような跡を見つけた.ラジエターかなとか思いつつぐるりと見て回ったら,エンジンのなんだか知らない穴からちょびっと漏れているのを確認.調べてみるとこれは KSR の持病らしく,メカニカルシールがヘタってるとここからクーラントが漏れ出てくると.

ということで,メカニカルシールを交換することにした.ついでにクラッチの強化も.

リアブレーキレバーとキックペダルと 2stオイルのラインとクラッチケーブルとウォーターポンプのカバーを外したところ.あとはボルトを8本くらい外せばカバーが外れる.でも周りの物が邪魔して手持ちのラチェットハンドルではボルトを回せずホームセンターまでハンドルを買いに往復させられた.

そして外れたカバー.メカニカルシールはこのプラスチック歯車の向こう側にいる.

とりあえず歯車とポンプの羽を外した.この軸の抜き差しはシールを痛めないように方向が決まっているのだけど,今回はシールも変えるので無視.

そしてまずベアリングを抜く.ベアリングプーラー大活躍.

ベアリングの裏のシールを抜いて,その裏にいるメカニカルシールをシールドライバーで叩き出す(他に丁度よいサイズのものがなかった).

そして圧入.先にシールをカバー内側から一回り大きいシールドライバで入れて,その上からベアリングを圧入して,最後に外側からメカニカルシールを圧入.色々と面倒なので M10 のボルトとワッシャで締め込むことで圧入した.特殊工具代わりの塩ビパイプ(TS-S20, 40円弱)も大活躍.

圧入完了.この他にキック部分のシールもついでに交換してカバーの作業は終わり.

続いてクラッチをバラす.スプリングを黄色に変えつつ折角なので板類も交換.

クラッチ組み付け完了.あとはカバーを戻して外したものも戻して作業終了.

そして最後にドレンボルトを締めすぎてなめてオイル漏れ.クーラント漏れが治ったと思ったら今度はオイル漏れで.KSR の持病続発.

とりあえずねじ山潰れたのでヘリサートとか使わんとダメだねこりゃ.ヘリサート加工の修行をしようか.ミスったらエンジン割ってクランクケースを新品に交換しちゃる.

閑話休題.

特殊工具はやっぱり便利.というか無いとやってられん.でも安いもので代用できるなら代用すべし.

どうでもいいけどクラッチを押さえる工具は巻きつけるヤツのほうがいいかも.2点で穴に入れる奴は汎用のだと微妙に突起のサイズが合わずに滑った.

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