- 2009-12-03 (Thu) 17:27
- 一般 ソフトウェア ( Linux/coLinux )
視覚効果を有効にするとVNC接続時にクライアント側の画面更新がされてくれない….イベントの処理はされているようで,アイコンクリックしてサーバ側でちゃんとソフトが立ち上がったりはする.でもその結果がクライアント側に表示されない.
視覚効果をなしにすると問題なくクライアント側の画面が更新されるので,効果なし状態で使い続ければよいのだけど… それはなにか負けた気分なのでどうにかしたい.
うーん,8.04の時にはcompiz動かしっぱなしでも問題なかったんだけどなぁ… ちょっと原因不明.nvidiaのドライバのバージョン変えても駄目だしクライアントソフト変えても駄目だし.あー,遠隔で作業しづらい.
うーん,vnc4serverで別のセッションを立ち上げてそこに接続する分には問題ないから独立したリモート作業自体はできる.が,門がしまるから帰ろうとかやったときに中断した作業をリモートで継続するのは難しいなぁ.
一応,イベントは転送されているのだから,リモートから接続して視覚効果を切り替えて接続し直せば問題ない気もしてきた… でも視覚効果を切り替えるには普通には手間がかかるので,簡単に切り替えられる方法を見つけなければ.
で,普段はcompiz使っておいて,デスクトップへのリモート接続が必要な時にリモートからデスクトップの視覚効果をなしにする,泥臭い方法を編み出した.下の 1 と 2 が前準備で,3 と 4 をリモート接続が必要な時に行う.
- 適当なvnc serverでデスクトップとは別のスクリーン1を起動しておく.
- gconf-editor でショートカットキーの設定を入れる.
- /apps/metacity/keybinding_commands/command_1 の値を gnome-appearance-properties --display=:1 にする.
- /apps/metacity/global_keybindings/run_command_1 の値を <Control>F1 にする.
- リモートからデスクトップに VNC で接続し,スクリーンのロックを外してから Ctrl+F1 のショートカットキーを発行.
- スクリーン1にVNC接続して,立ち上がっているはずの外観の設定で視覚効果を「なし」にする.最初から「なし」になってたら,別の選択をして,エラーが出たら「なし」に再度設定しなおす.
これでデスクトップ側の視覚効果がなしに切り替わって,VNCの画面更新ができるようになる.やってることは,デスクトップの外観の設定の変更をvnc serverで用意した別のスクリーンでやっているだけ.vncserverで用意したスクリーン上で起動した外観の設定では,デスクトップ側の設定を変更できない.なので,デスクトップ側で外観の設定を起動しつつ,その操作を別スクリーンでやるという手段に出た.とりあえずこれで目的は達した.問題があるとすれば,これをやった後にcompizを再設定するのが面倒だということくらい.
こんな回りくどいことせずにショートカットキー一発で外観の設定をなしに出きると楽なんだけどなぁ.gnome-appearance-properties のソースとか読めば分かるのかなぁ?
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