- 2010-09-14 (Tue) 22:12
- 一般
原状復帰を証明するのに,原状を記録しておいて現状と比べることが考えられる.差がなければ原状復帰したと言える.が,原状の記録があったとして,それが改ざんされていないことを証明するってのは結構難しいのではなかろうか?
他.原状に対して適用した可逆な変更手順を逆さまに実行すれば原状復帰したことになるだろう.が,正しく逆順に操作を加えられたかどうかを確認する手段は存在するのだろうか? 操作手順を記録しておいたとしても,それが改ざんされていないと証明できるのであろうか?
結局のところ,原状維持を望むのであれば,その対象物を任意の操作が不能な状態に置いておくのが一番である.例えば,室内を原状維持するなら扉に鍵かけろと.
ところで,現状回復と原状回復の二つの文字が出てくるのだけどどっちが正しいんだ? 元の状態に戻すと考えれば原状回復が正しい気がするのだけど,契約時の「現在の状態」を参照するのであれば現状回復っぽい気もする.よく分からない.法的なテクニカルタームだったりするのだろうか?
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