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Installation of coLinux with Gentoo(2)

続いて X の設定をする.今回は VNC で接続する形をとる.

まず,/etc/make.conf の USE に少々追加

alsa canna cjk emacs java mozilla mule ruby unicode usb xface

WMに IceWM を使うとして X 関係を emerge する.

emerge -k xorg-x11
emerge -k icewm
emerge -k kterm 
emerge -k mozilla

次いで,vnc と xinetd を emerge (VNC への接続を xinetd で管理する)

emerge -k tightvnc
emerge -k xinetd
rc-update add xinetd default

そして,日本語関係を emerge する.

emerge -k canna kinput2 
rc-update add canna default 
emerge -k kochi-substitute shinonome monafont mplus-fonts aquafont aquapfont mikachan-font

必要なものの emerge が終わったので,設定に入る.

まず,VNC が X のスタートアップに使う ~/.vnc/xstartup に以下を書き込む.

if [ -x /usr/X11R6/bin/kinput2 ] ; then
    /usr/X11R6/bin/kinput2 -canna &
    XMODIFIERS="@im=kinput2"
    export XMODIFIERS
fi 
export LANG="ja_JP.UTF8"
exec icewm-session 

そして,vnc 単体で起動したときと xdm を使ったときで同じ振る舞いをするように

ln -s ~/.vnc/xstartup ~/.xsession

でリンクを張っておく.

次にフォントサーバ Xfs の設定をする.まず,常時起動にする.

rc-update add xfs default

次にフォントパスの指定をする.編集するファイルは /etx/X11/fs/config で,以下を行う.

tcpを使いたいのでコメントアウト
# no tcp, use sockets!
# no-listen  =  tcp
catalogue に追加
	/usr/share/fonts/shinonome,
	/usr/share/fonts/monafont,
	/usr/share/fonts/mplus,
	/usr/share/fonts/aquafont,
	/usr/share/fonts/aquapfont,
	/usr/share/fonts/mikachan-font,

さらに,Xfs のポート設定をするために /etc/conf.d/xfs の書き換えをする.

XFS_PORT="7100"

以上の設定が正しいかどうかは,/etc/init.d/xfs start したあとに

xfsinfo -server localhost:7100

で正しい応答が示されればいい.

ここまでの設定で,手動でVNCサーバを立ち上げれば接続できるようになっているはず.VNCサーバの立ち上げは以下のコマンドでできる.

vncserver :1 -depth 24 -geometry 1024x768 -compatiblekbd -fp tcp/localhost:7100

そして,ホストOS の方から VNCclient で hogehoge:1 に接続すれば X が起動する.

続いて,一々ログインして手動で VNCserver を起動しなくてもいいように xinetd の設定をする.

まずはVNC接続をサービスに登録するため, /etc/services に以下を追加.

vnc-1024x768x24         5950/tcp                        # vnc server
vnc-1280x1024x24        5960/tcp                        # vnc server

これは,画面の解像度などに応じてポート 5900 以上に適当にエントリを作る.このポート番号から 5900 を引いたものがVNCのディスプレイ番号になる.なので,上の設定は 50 番で XGA, 60番で SXGA となる.

続いて,xinetd の設定ファイルを追加する.設定ファイルは画面サイズごとに作る(正確にはサービスごとに).

/etc/xinetd.d/vnc-1024x768x24 を以下のとおり作る.

service vnc-1024x768x24
{
        disable         = no
        socket_type     = stream
        wait            = no
        only_from       = 192.168.0.0
        user            = nobody
        server          = /usr/bin/Xvnc
        server_args     = -inetd -query localhost -once -compatiblekbd -depth 24 -geometry 1024x768 -fp tcp/localhost:7100
        log_on_failure  += USERID
}

同様に /etc/xinetd.d/vnc-1280x1024x24 を以下のとおり作る.

service vnc-1280x1024x24
{
        disable         = no
        socket_type     = stream
        wait            = no
        only_from       = 192.168.0.0
        user            = nobody
        server          = /usr/bin/Xvnc
        server_args     = -inetd -query localhost -once -compatiblekbd -depth 24 -geometry  1280x1024 -fp tcp/localhost:7100
        log_on_failure  += USERID
}

最後に,xinetd を常時起動にして xinetd の設定終了.

rc-update add xinetd default 

次に,ディスプレイマネージャ(GUIのログイン処理) XDM の設定をする.

作業としては以下のとおり.

/etc/X11/xdm/Xservers のサーバを Xvfb に変更
/etc/X11/xdm/Xaccess  の * で始まる行のコメントアウトはずす(上から二つ)
/etc/X11/xdm/xdm-config の最後の行(requestPort)をコメントアウト

/etc/init.d/xdm start として立ち上げてみて,

外部から vnc でつなげてログイン画面がでることを確認してから常時起動の設定をする.

rc-update add xdm default 

ちなみに,Xサーバの設定が間違っているとGentoo全体が立ち上がらなくなる可能性あり.

そうなったら gentoo.colinux.xmlでシングルユーザモードにして立ち上げて修正する.

    <bootparams>root=/dev/cobd0 single</bootparams>

ちなみに,Windows 側の VNC としては Gentoo も使っている tightvnc のほか,

それの改良版(?)である UltraVNC やオリジナルの系統である RealVNCがある.

とりあえず,Gentoo にあわせて tightvnc をダウンロードしてインストールし,hogehoge:50 に接続すると XGA のログイン画面が現れ,ログインすると IceWM が起動することが確認できる.

ちなみに起動の様子はこんなもん(xdm, icewm).

次は GNOME と GDM へ.

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