- 2005-04-02 (Sat) 04:16
- ソフトウェア ( Linux/coLinux Windows )
突然 coLinux を使ってみたくなってインストールしたので,その記録を残してみる.
まずはhttp://www.colinux.org/ から 0.6.2 のインストーラ(coLinux-0.6.2.exe)をダウンロード.そして, インストーラを実行して適当なディレクトリにインストール(例えばN:\coLinux).インストールオプションは,WinPcap は使う予定が無いのでチェックをはずして,さらに Gentoo をインストールするのでルートイメージのダウンロードはしない.Gentoo のルートイメージは別途 Wiki からたどってダウンロード.ルートイメージをcoLinuxのインストールディレクトリにでも展開する.
ちなみに解凍されるルートイメージは 512M なので,/usr なども同一イメージ上に作成するのであれば topo\topoenlarge.bat を使って適当にサイズを大きくする(4Gぐらいほしいなぁ).別のイメージを用意するならば,cygwin の dd とかで適当なサイズのファイルを作っておく(フォーマットはマウント後に普通にやればいい).
で,以下のような感じで設定ファイル gentoo.colinux.xml を書いて保存.
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <colinux> <block_device index="0" path="\DosDevices\n:\coLinux\gentoo512" enabled="true" /> <block_device index="1" path="\DosDevices\n:\coLinux\swap64" enabled="true" /> <bootparams>root=/dev/cobd0</bootparams> <initrd path="initrd.gz" /> <image path="vmlinux" /> <memory size="256" /> <network index="0" type="tap" /> <block_device index="2" alias="hdc" path="\Device\Cdrom0" enabled="true" /> </colinux>
起動は以下のコマンドで行う(バッチファイルでも書いて置けば楽).
colinux-daemon.exe -t nt -c gentoo.colinux.xml
あと,coLinux 側からネットワークを使うため,ホストPCのネットワークインターフェースとcoLinux の TAP ドライバをブリッジ接続しておく.
引き続きGentoo側の設定をする.
まず,portage のスナップショットを取ってくる(emerge sync でもいいけど).そのために,とりあえず手動でネットワークの設定をしておく(DHCP がイメージに入っていないので).
ifconfig eth0 192.168.0.4 netmask 255.255.255.0 ifconfig eth0 up route add default gw 192.168.0.1 wget ftp://ftp.isu.edu.tw/pub/Linux/Gentoo/snapshots/portage-yyyymmdd.tar.bz2 tar -xvjf portage-yyyymmdd.tar.bz2 -C /usr
この作業は大量の画面出力を伴うが, coLinux のコンソールの挙動がおかしいので最後の tar コマンドは /dev/null へリダイレクトしておいたほうが無難かも.
次に,swap パーティションを大きくする.適当に大きなサイズ,ここでは512メガのファイルを swap512 という名前で手適当に作って(cygwin の dd コマンドで十分)
<block_device index=\"2\" path=\"\DosDevices\n:\coLinux\swap512\" enabled=\"true\" />
の行を gentoo.colinux.xml に追加してマウントできるようにし,gentoo のほうで
mkswap /dev/cobd/2
を実行して swap 用にする.そして, gentoo.colinux.xml を書き換えて
<block_device index="1" path="\DosDevices\n:\coLinux\swap512" enabled="true" />
にする.これで swap パーティションの切り替え終了.
あとは基本的に Gentoo のインストールに従うだけでしょう.http://www.gentoo.org/doc/ja/gentoo-x86-install.xmlの「13. ステージ3から始める場合」以降からで.
ホスト名の設定
echo hogehoge > /etc/hostname
タイムゾーン設定
ln -sf /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime
システムロガーとCronのインストール
emerge -k syslog-ng rc-update add syslog-ng default emerge -k vixie-cron rc-update add vixie-cron default
ルートパスワード設定
passwd
ネットワーク設定
/etc/conf.d/net で eth0 を dhcp にして gateway の設定もなくすDHCPを使うので dhcpcd を入れて自動で立ち上げるように設定
emerge -k dhcpcd rc-update add net.eth0 default
SSHを常時使用に
rc-update add sshd default
その他に必要なものとして, screen, vi は必須なので入れておく.
emerge -k screen emerge -k vim
次は X の設定で.
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