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2024年11月03日

しまなみ海道を自転車で往復しに行った

琵琶湖より近いからしまなみ海道を自転車で走ってきた.向島から今治までの往復で,145km 11時間半弱.

単純に往復してもつまらないので,行きは夜のしまなみ街道を走ろうということで 2:45 にスタート.この時間帯だと渡船が無いっぽいので向島の兼吉の辺りを起点にして,そこから r377 のメインルートで回って因島大橋への入口に 3:15くらいに到着.

橋の高さまで登って夜の因島大橋.この橋だけ車道の下を通る構造.自転車を置いてる緑部分が歩道で,残りが自転車と原付(左側通行・対面).この時間帯ならだいたい独占(途中で対向の自転車が一台来た).

そして反対側に着いた辺りで料金所.来年度まで自転車無料.アナウンスの音声が尻切れだったのは気のせいだろうか.


因島はメインルートだとそこそこアップダウンする感じで,r366 から分岐して最初の登りを終えた辺りで面白い看板を発見.本因坊秀策は因島出身だったのか.本因坊秀策囲碁記念館というのも因島の別のところにあるらしい.

4:10頃に次の生口橋への入口に到着.橋まで毎回登るのがメンドイといえばメンドイけど,場所によっては展望がきくスペースを用意してくれてるのがありがたい.

生口橋の料金所.横を爆速の車が通り抜けていくのは新鮮かもしれない.

生口島はメインルートから外れて南側を回ってみつつ,多々羅大橋の料金所に 4:15頃に到着.生口島はアップダウンも特になく平和だった.

多々羅大橋を渡り終えて「サイクリストの聖地」の記念碑(道の駅 多々羅しまなみ公園)に到着.久々に来た.昼間は混みまくってるイメージしか無いけれど,この時間帯は空いてたので記念碑でたらたらと記念撮影(夜に走った理由のひとつ).5時半になって空が夜明け気味になってて良いタイミングだったかも? 贅沢を言えばライトの強さをもうちょい無段階に変えらたら……

聖地を後にしてメインルートどおりに R317 経由で 6:15頃に大三島大橋の料金所に到着.だいぶ明るくなった.

6:40頃に伯方・大島大橋の料金所到着.たぶん水平線からは日が出てる時刻だろうけど,東に鵜島があるのでまだ橋の上では日が出てなかった.

ということで,橋から降りて大島の r49 に出る直前で休憩がてら日の出を待機.この時間帯になるとだいぶすれ違う自転車も増えた感じだった.

7:30頃に峠越えがキツかった大島を抜けて最後の来島海峡大橋に到着.キツかった峠よりも高いところまで立派なループ橋を介して登ってきた.原付・自転車・歩行者しか使わないことを考えると贅沢な道な気もする.走れて満足.

最後の料金所に 7:45頃に到着.

今治側も贅沢なループ橋.自転車で登ってる人たちが大変そうにしてるのが印象深い.そろそろ今治側からスタートする人たちが動き始める時間かね.

そして 8時前に今治市サイクリングターミナルのサンライズ糸山に到着.これにて片道終了.71km 5時間10分ほど.今治市内は走るの面倒そうだし各種バッテリーも心配なので,ここからすぐに折り返す.

ということで帰り道.ちょっと寄り道しつつ帰る.寄り道その1は馬島で,来島海峡第三大橋を渡ったところの料金所で下の島に行けそうな気配だったので行ってみた.入口は料金所のところの階段.

階段を下って車道の下を抜けると道の反対側に大きなエレベータが.原付も載せられるようなので,原付で来ても馬島に降りられるっぽい.地上階には仮設トイレもあった.


エレベータを外から眺めたところ.近くだと画角に入らない.遠くから見ても大きい.

自動車で来ても見られない景色ということで,来島海峡第三大橋の下からの眺め.巨大構造.

そして立入禁止になってないところを神社に向かって進んできた辺りで来島海峡第三大橋を撮影.橋の良い撮影スポットかも知れない.

馬島から復帰して来島海峡大橋を渡り終えて大島の峠を再び登ったところで記念に峠の名前を撮影.宮窪峠というらしい.高さ的には来島海峡大橋と同程度にまで登らされるという…… 尾道からの片道の旅程のひとは疲れたところにこの峠で心が折れそうになるんじゃなかろうか.片道だけなら今治スタートが良さげ.

そして寄り道その2:伯方・大島大橋の途中で見近島に降りられるので行ってみた.こちらはエレベータはなく坂道で移動.


下に降りてくると野営地があって,テントもちらほらあった.原付・自転車・歩行者だけしかこれないキャンプ地?

野営地の先にトンネルがあって,それを抜けた先もスペースとトイレがあった.こちら側も目の前が海だったけど,フェンスがあって目の前から深そうな感じで危険そう.


あとは,いつの間にやら GoPro 用のモバイルバッテリー(74wh)が尽きてたり,115km 頃に自転車のバッテリーがあと1メモリになって ECO モードに切り替えてみたり,昼頃に 120km を超えて因島に入る辺りで膝が痛くなってみたり,因島大橋に登る途中で自転車のバッテリーが切れてアシストなくなったり,そのせいもあって因島大橋から先は座って漕ぐと膝が痛いのでずっと立ち漕ぎだったり,いろいろ不安になりつつ 14時過ぎに起点に帰還.なお,起点はタイムズのBの宮本本店駐車場で,自転車の積み下ろしもあるので 2スロット確保してた(400円*2).

ということで,帰りは寄り道しつつ 74km 6時間10分程度だった.さすがに疲れてたり膝にガタがきたり向かい風だったりで遅くなってたけど,思ったよりは遅くならずに済んだ感じ? 往復トータルで 11時間半弱.まあ,脱落せずに無事に帰ってこれたし,色々と面白いものも見られたので満足.

閑話休題.

今後のためのメモ.

とりあえず自転車には普段からつけてる修理キットなど(シート下の小さいのとボトルホルダーのと)の他にトップチューブの左右に小さなバッグ(ROCKBROSの 2L容量くらいのやつ)を付けてった(そのままだと滑るので,車用の滑り止めシートを敷きつつ).

トップチューブバッグには GoPro の電源供給用モバイルバッテリーと補給食を入れてた.シートを上げてるときは足に当たらないけど,シートを下げて座ってると膝が若干当たる感じ.今回はスマホを入れてなかったので中央のスマホ入れの使い心地は分からない.15cm x 8cm x 2cm くらいのモバイルバッテリーを入れてったけど,このサイズだと片方に 2つ入れられそう.スマホを地図に使うなら GoPro用とスマホ用でふたつバッテリーを積んでくのが良いかも.もう片方には 2時間分程度ずつの補給食(スポーツようかん,アミノショット,アミノショットパーフェクトエネルギー,SOYJOY 辺りを 500kcalとゴミ袋)を入れといた.取り出しやすいように余裕を持って入れてたけど,これは倍くらい入るかも.

ほかの荷物はリュック(montbell のサイクールパック10)に入れて背負ってった.ポカリ 1.5L をハイドレーションでと,真水500mlをペットボトルでと,補給食(2時間分セット*3+α)と,雨用にストームクルーザー上下と,ウインドブレーカー(montbell EXライト ウインドバイカー)と,タオルと,30cm程のフレキシブル三脚と.ぶっちゃけそこら中に自販機やコンビニがあるので水分と補給食はこんなに持ってかなくてもいい気もする.

カメラは α7III をクイックリリースなホルダーでリュックのショルダーベルトに括り付けて,GoPro を自転車のハンドルにマウントしてった.360°カメラにするならバッテリーも背負って殿様ウント?

ライトと GPS も,途中で充電し直さないと全行程はもたない.GPS は 6時間半を過ぎた辺りで電池残量の警告が出た.ライトは復路の早いタイミングで切れてたと思う.諸々,6時間ほどしか電池がもたないと思っとくのが良いかも? ライトをもう一式持ってくか,給電しつつ使うか.

自転車のバッテリーは,たぶん ECO モードにしておけば今回の距離は行けそう? およそ今回のセッティングを BOSCH の航続距離計算に入れたら TOUR で 125km とかだったので,まあ計算が正しそうな気がする.これが ECO だと 179km になったので,しまなみ海道往復は ECO で行けそうな気がする.でもビワイチは ECO でもギリギリ足りなさそう? なにか対策を考えねば.

サドルはクッション性の高いやつに変えてった.Amazon でポチったよく分からんやつ(YOUNGDO というブランドの超肉厚 低反発クッションののトレッキング用)だけど,柔らかくて快適だった.クッション性の高いサドルは必須.

夜は道が空いてて快適だった.昼間は混んでたりマナーの微妙なのが居たり後続車に追い立てられたりで悩ましい.

因島は海沿いのルートもあるのでそっちのほうが登りが少なくて楽そう.帰りにそっちを通ろうと思ったら分岐に気づかず峠を登ってしまったので知らんけど.大島も低い方の峠は回避可能っぽい? でも宮窪峠は避けられない(遠回りして海沿いを進んでも別の峠がありそう).

ルートについては諸々の案内が親切なので(少なくともメインルートは)迷わない.路上の青いペイントに「尾道まで〇〇km」とか「今治まで〇〇km」を書いてくれてあるので,方向を間違うこともない.

今回はホテルも高すぎて取れなかったので,昨日の夜出発で高速使って4.5時間で向島に着いて,そこから自転車で往復して,そのまままた 4.5時間で帰ってくるという行程だった.よく考えなくても前後は近くのホテルに泊まったほうが楽.特に膝にダメージがあると車の運転も微妙に悩ましい.

ハイドレーションの口のキャップを片手で外そうとしたら口ごと取れてポカリの噴水になった事件が起きたので注意.キャップは片手+口で開けるのが正しい気がした.

閑話休題.

行動中のエネルギー補給のための食べ物の呼び方が,登山だと「行動食」で,サイクリングだと「補給食」っぽい.登山だと歩きながらも食べれるけど,サイクリングだと基本的には止まって食べるからその辺りのニュアンスの違いかね?

膝の痛みは,位置的かつ原因的に腸脛靭帯炎(ランナー膝)っぽい? さすがにこれだけの距離を走ると避けられない気もする.帰宅したときには膝の曲げ伸ばしが痛いので歩くのも悩ましい感じになっていた.

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