2015年02月23日
物理学会タイマー
- 2015-02-23 (Mon)
- 一般
先週の修論発表会にて「学会タイマーとか使えばいいじゃん」という言葉が出ていたので,物理的にベルを鳴らす学会タイマーを作ってみた.右下のソレノイドでベルを打つ.分秒(mm.ss)を表示する7セグは,青が1鈴の時刻,緑が2鈴の時刻,赤が3鈴の時刻,白いのが現在時刻.ベルを鳴らす時刻の変更は光ってるロータリーエンコーダで.
頭には ATtiny2313 を使い,外部クロックに秋月で売ってた11.776MHzの超小型水晶発振器を使用.I/O ピンをめいっぱい使った回路を設計した後に仕様書をよく見てみたら,External Clock の説明の回路図で XTAL2 (PA1) が NC とか書かれてて,外部クロック時にも PA1 の I/O ピンとしては使えないのかとか一瞬絶望しかけたけれど結局外部クロック時には PA1 (XTAL2) は普通に PA1 として使えた.7セグLED 16個の選択に74HC238x2でデコードして4ピン,各セグメントのデータ分8ビットは 74HC595 でシリアル→パラレルの変換をして3ピン,ソレノイドを動かすのに1ピン,ロータリーエンコーダのフルカラーLEDに3ピン,ロータリーエンコーダの位相に2ピン,スタート・ストップとリセットと設定ボタンに3ピン,合計16ピンを I/O に使用.ISP用にPA2(~RESET) は I/O に使えず,PA0(XTAL1) には発信器がつくので,これでピンを使いきった.これ以上何かするならもっと足の多いのにしなければならない.
閑話休題.
今日の卒論発表会に間に合ったような間に合わなかったような.ソレノイドをうまくベルの近くに配置していい音を鳴らすのが難しい.それを含めて他の先生方への受けは良かったけれど,やっぱり物理層は難しい.
今後の課題:発表者に見える大きな表示? デカい7セグでフルカラーがあると嬉しいのだけど…… 秋月でも赤しか無いしなぁ.
だがしかし,AVRマイコンの便利なところのひとつは使いやすい IDE(Atmel Studio)があるってことだと思うのだけど,最近はどうもライタのドライバ周りで変に時間が取られることが多いような.Windows だと色々と面倒なので Linux 版とかあると嬉しいのだけど.
閑話休題.
実際の回路に合わせて書きなおした回路図.ピン番号間違ってたり,抵抗抜けてたり,High/Low 間違ってたり,シュミットトリガ入れてみたり,最初に書いた(組んだ)回路から何箇所か修正が必要だった.面倒なのであまり深く考えずに回路を組むのが悪いのだけど.
16個の7セグLEDをダイナミック点灯させているのでもうちょい電流を流してあげないと暗い.面倒だから入れてないけど TD62783APG とかのトランジスタアレイを 74HC238 の後に突っ込んでおくのが正しい気がする.
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