2005年04月08日
Mattix++
- 2005-04-08 (Fri)
- 遊び
Algo に続く「頭のよくなるゲーム」第二弾として Mattix なるものが発売されている.ルールは単純で,4x4 に数字1~8 とクロスチップを並べ,先手がクロスチップのある行から一枚数字をとってそこにクロスチップを移動.続いて後手がクロスチップのある列から一枚数字を選んで取ってそこにクロスチップを移動.数字を取れなくなるまで繰り返し,取った数字の合計が大きいほうの勝ち.というものである.
このように単純なルールではあるが,縦横の制約があって頭を使うというのが販売元の主張である.しかし,このゲームは盤面の情報が全て分かっているため,先手と後手が最適な手順をとったときの合計点は決定的に計算できてしまう.すなわち,コンピュータを持ってくればそれでおしまいであり,面白みにかける.そこで,研究室のある人がこのルールに改良を加え,面白みのあるものに昇華させた.さらに,その場にいた別の人間がそれを Mattix++ と名づけた.
ルールの変更点は以下のとおり.まず全ての数字は裏向きで配置する.プレーヤは自分の番になったら任意の裏返しの数字一枚を表向きにひっくり返すか,なにもひっくり返さない.
ルール変更は以上の2点のみであるが,この変更により情報が完全に手に入っていない状況で自分に有利に進めるにはどうしたらよいかと考えることができ,ゲームの面白さが増している.また,相手をはめるためにはどこの情報が必要なのかとか,ここの期待値はいくらだからこっちのほうが有利だとか,結構考えることはいろいろできるので,戦略を持たせたプログラムを作って戦わせるという面白さも生じている.
ということで,じゃあ対戦させようという話になり,プロトコルを決めてサーバとテストクライアントを作成.とりあえず話が出てから2時間弱でプロトタイプのテストまで終了.あとは各自で戦略を埋め込んだプログラムを作りましょうということで解散となったので,これからクライアントをせっせと作りましょう.
- Comments: 0
- TrackBack (Close): -